空気清浄機とエアコンが一体化「Teco Pure」

TECO電機が開発した画期的な空気清浄機

TECO電機が開発した「Teco Pure」は、エアコンの上部に取り付けることで、室内の空気環境を浄化する画期的なデバイスです。このデバイスはUV-C技術を採用しており、床に置く必要のない空気清浄機として機能します。

都市の空気汚染やCOVID-19のパンデミックにより、人々は日々吸う空気の質に注目を始めました。そこで、TECOはエアコンの上部に統合できる清浄モジュールを開発しました。PM2.5をフィルタリングするだけでなく、UVライトを装備して空気を殺菌・消毒します。

TECO Pure UVCモジュールの取り付けには、追加の電源ソケットは必要ありません。チップの統合デザインにより、TECOは拡張チップの形で機能をエアコンのマザーボードに挿入し、リモコンやモバイルAPPを通じて簡単に操作できます。エアコンが起動すると、モジュールも同時に起動します。

空気清浄機と言えば、定期的に交換が必要なフィルター消耗品が直接連想されます。しかし、TECO Pure UVCモジュールは静電気集塵技術を採用して汚れを吸着します。そのため、集塵器を定期的に清掃するだけで済みます。チップの統合により、TECO Pure UVCモジュールは実際の空気清浄機と同じ空気清浄効果を、はるかに少ない電力で駆動することができます。

市場調査によると、消費者の空気質に対する期待は日々高まっています。そこでTECOは、エアコンに空気清浄機を統合することを決定しました。これにより、消費者の出費を削減しながら、空気を最初からフィルタリングすることが可能となります。

TECO Pure UVCモジュールの設計プロセスでは、材料の化学的性質が大きな困難をもたらしました。UVC照射により、プラスチックのシェルが長期間にわたり脆くなり、ひび割れを起こします。数多くの実験を経て、UVC照射の強度と角度を調整し、プラスチックシェルの組成を最適化することで、安定した長寿命の製品が生まれました。

TECOは、スマート製品やシステムソリューションなどの高付加価値ビジネスを開発の焦点とし、エネルギー節約、排出削減、知能化、自動化を目指したハイテクビジネスを拡大しています。これにより、インバーターエアコンと組み合わせた空気清浄・自動清掃システムを作り出すことが可能となります。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Air and Intelligent Life Business Group
画像クレジット: Air and Intelligent Life Business Group
プロジェクトチームのメンバー: Air and Intelligent Life Business Group
プロジェクト名: Teco Pure
プロジェクトのクライアント: Air and Intelligent Life Business Group


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