エルゴノミクスと効率性を追求したシンク「Oslo 60 Pocket」

デザイナーMarcin Sznajderが提案するキッチンの新たな可能性

消費者の課題を直接解決するために生まれた「Oslo 60 Pocket」は、キッチンシンクの操作性と効率性を追求した結果です。スポンジや洗剤、まな板の収納場所の不足、大きなボウルの需要、そして作業ステーションとしての機能性を求める声に応えて設計されました。

このデザインのインスピレーションは、消費者の課題から直接得られました。スポンジ、洗剤、まな板の収納場所の不足、大きなボウルの需要、そして作業ステーションとしての機能性を求める声が多く寄せられました。これらの課題を解決するために、「Oslo 60 Pocket」は生まれました。

「Oslo 60 Pocket」は、これらの課題を解決するだけでなく、消費者が求める特性を持つデザインに仕上げられています。スポンジ用の「ポケット」は、過剰な水を排出する機能を持つことで、安全かつ衛生的な使用を可能にします。また、洗剤用の「ポケット」は、平均的なサイズのボトル2本を収納できます。さらに、まな板を保持するスロットは、水を排出するための傾斜が施されています。ボウルのサイズは、上下530mmの寸法により、大きなベーキングシートを洗ったり、食器を収納したりするのに便利です。作業ステーションシステムは、シンクエリア内でマットを巻いたり、水切りをしたり、まな板を使ったりする操作を可能にします。

このデザインはキッチンシンクの鋳造技術を用いて実現されています。60cmのキャビネットに適したグラニットシンクとして仕様が定められています。キーワードとしては、「シンク」、「グラニットシンク」、「キッチンシンク」、「キッチンワークステーション」が挙げられます。

デザインチームにはMarcin Sznajder、Jędrzej Przeździęk、Aleksander Utytskykhが名を連ねています。「Oslo 60 Pocket」は、モダンな小さなキッチンや中規模のキッチンにスマートな解決策を提供します。消費者の課題を直接解決するために生まれたこのデザインは、定性的なリサーチと定量的な研究により裏付けられています。消費者が抱える主要な課題は、洗剤やスポンジ、まな板を置く場所がないというものでした。これらの課題を解決するために、デザイナーたちはスポンジと洗剤を収納するポケットと、まな板を収納するスロットを設計しました。これらのエリアは、衛生的な操作を保証するために、内部に水を排出する機能(垂直オーバーフロー)を備えています。

このデザインは、2023年にA'キッチン家具、設備、フィクスチャデザイン賞でシルバーを受賞しました。この賞は、技術的な特性と素晴らしい芸術的スキルを持つ、創造性と専門性に優れたデザインに授与されます。これらのデザインは、優れたレベルのエクセレンスを示し、ポジティブな感情、驚き、ワンダーを引き立てます。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Primagran Primagran
画像クレジット: Primagran Primagran
プロジェクトチームのメンバー: Marcin Sznajder Jędrzej Przeździęk Aleksander Utytskykh
プロジェクト名: Oslo 60 Pocket
プロジェクトのクライアント: Primagran


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