Old Parrのボトルは、その特徴的なクラックル(ひび割れ)模様とアイコニックな傾斜が世界中で認識されています。そのため、ボトルの触感を保ちつつ、ブランドの再設計には細心の注意が払われました。forceMAJEURE Designは、ガラス製造業者と密接に連携し、近くで見ると独自のエレガンスを持つ有機的なクラックルパターンを実現しました。
また、Old Englishの書体と年齢表記はブランドの過去を繋げる役割を果たし、現代の印刷技術によりラベルの深み、キャラクター、触感が強調されました。ボトルの前面には、Thomas Parrの肖像が巧妙なデザイン/印刷技術により描かれており、ボトルを様々な角度から見ると現れたり消えたりします。
forceMAJEUREは、ブランドの再ステージングと全範囲の再設計を任され、パッケージのルック&フィールを一貫性を持って昇華させ、現代化しました。ブランドの世界は、ブランドの価値、要素、パーソナリティを2Dで表現し、どの媒体や3D空間にも翻訳できるようになりました。
Old Parrの再設計のため、forceMAJEUREは、白と6色、2種類のワニス、そして一つのエンボスプレートを用いてラベルを印刷しました。箱も金属基板に印刷されています。ここでの課題は、ボトルのラベルを表面に再現し、全体の箱にエンボスプレートを適用して、ボトルが有名なOld Parrのクラックルを再現することでした。
このデザインは、2020年のA' Packaging Design Awardで銀賞を受賞しました。銀のA' Design Awardは、優れた専門性とイノベーションを示す、創造性に富んだ、プロフェッショナルな素晴らしいデザインに授与されます。これらのデザインは、強力な技術的特性と素晴らしい芸術的スキルを備えており、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、ワンダーを引き立てます。
プロジェクトデザイナー: Laurent Hainaut
画像クレジット: Photo Image 1: Taka Igarashi for forceMAJEURE Photo Studio
Photo Image 2: Taka Igarashi for forceMAJEURE Photo Studio
Photo Image 3: Taka Igarashi for forceMAJEURE Photo Studio
Photo Image 4: Taka Igarashi for forceMAJEURE Photo Studio
Photo Image 5: Taka Igarashi for forceMAJEURE Photo Studio
プロジェクトチームのメンバー: Pierre Delebois, Strategy and Creative Director
Tim Devereaux, Art Director
Harry Chong, Product Design Director
Steve Assandri, Production Manager
プロジェクト名: Old Parr
プロジェクトのクライアント: Laurent Hainaut