「モンツァ」のデザインは、1970年代の形状とモチーフからエコーを見つけ、ラジエーターのような時計を生み出しました。この時計の特徴的な部分は、金属板が2枚の硬化クリスタルガラスディスクに置き換えられ、それらにステンレスブッシュが溶接されていることです。この技術により、スケルトンメカニズムの美しさを露出することが可能になりました。
モンツァの主要な要素であるムーブメントは、硬化したクリスタルガラスプレート上に設置され、これらが一体となっています。すべての真鍮製の歯車は手でミラーポリッシュされ、その後ロジウムメッキされます。柱、アーバー、ピニオンにはステンレス鋼が使用され、これらも手でミラーポリッシュされます。
伝統的なルビーの代わりに、モンツァは密閉されたボールベアリングを使用しています。これにより摩擦が減少し、よりスムーズな時計の動きが保証されます。ケースの翼にはクロームメッキされた堅木を使用することで、時計の重量が大幅に軽減されました。木製のケースは、外側が手縫いの赤いレザー、内側が黒いアルカンタラで覆われており、ビートノイズを吸収します。
モンツァは、極端な曲線と鋭角が新しい基準と技術を必要とし、完全なミルドと仕上げられたケースを得るために、通常の製造が直面するすべての制限を拒否しました。モンツァは、イタリア製の手作りの特性と、時計製造の古典的な特性を強調しています。
このデザインは、2021年のA'リミテッドエディションとカスタムデザイン賞でブロンズを受賞しました。この賞は、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、強力な技術的および創造的なスキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にする優れたデザインに授与されます。
モンツァは、現代の家具の趣味に完全に統合しながら、伝統的な機械式時計の魅力を保持する振り子時計を作るという目標を達成しました。その結果、伝統的な製品を現代的な方法で再発明するという研究目標が達成されました。
プロジェクトデザイナー: Enrico Ferraris
画像クレジット: Meccaniche Orologi Milano s.r.l.
プロジェクトチームのメンバー: Alessandro Rigotto
Enrico Ferraris
Liudmyla Lebid
プロジェクト名: Monza
プロジェクトのクライアント: Enrico Ferraris