エゴハウスアーキテクツのマクシム・ムラトフとタニヤ・ボロダイエンコによるこのプロジェクトは、自然環境を尊重し、既存の緑地を保全することを最優先に考えました。その結果、Xハウスは周囲の混合林と一体化するような設計となりました。
大面積のパノラマガラスを通じて、自然が室内空間に取り込まれ、独特のインテリアアクセントとなっています。また、建物の外観は、自然との対話を支持する素材、つまり磁器質の石材、金属、木材、繊維セメントパネルを使用しています。
特筆すべきは、主要なボリュームを囲むグラフィックな折れ線を形成する2階のカンチレバー屋根とテラスです。これらは、鉄筋コンクリート構造で実現されており、建築家たちにとって特に興味深い要素となっています。
このXハウスは、460平方メートルの広さを持ち、2017年9月から2019年1月までの約1年半の期間でウクライナのハルキウで設計されました。
このプロジェクトは、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込み、強力な技術的・創造的スキルを発揮し、生活の質を向上させることで、世界をより良い場所にするという評価を受け、2021年のA'建築、建物、構造デザイン賞でブロンズを受賞しました。
自然と調和し、それを尊重することを最優先に考えたXハウス。その設計は、自然との対話を通じて、新たな住空間の可能性を提示しています。
プロジェクトデザイナー: EgoHouse Architects
画像クレジット: EgoHouse Architects
プロジェクトチームのメンバー: Muratov Maksym, Borodaienko Tanya
プロジェクト名: X House
プロジェクトのクライアント: EgoHouse Architects