トロントのアートフェスティバルで輝く「クリスタル」

ナルギザ・ウスマノヴァの光と影のインスタレーション

ウスマノヴァの「クリスタル」は、私たちの生活やライフスタイルが時間とともに変化（変容）するというアイデアを具現化したものです。三角形を用いて立体的な構造アーチを作り出し、クリスタルを模したデザインとなっています。形状を定義するために、ロープ編みをデザインに取り入れました。

このプロジェクトでは、銅の管、ロープ、ジップタイ、LEDネオンフレックスなどを使用しました。インスタレーションのサイズは、長さ7.5m、幅3.5m、高さ3.2mとなっています。

「クリスタル」は、通行人の感覚を刺激し、自身の人生の旅について考えさせる作品です。銅の管とロープは、人生の多様性を象徴しています。銅の管は選択を、ロープは人々の選択に影響を与える多くの要素を象徴しています。

この作品は、都市景観と融合し、時間とともに変化し、周囲の特徴を取り入れることを目指しています。また、このインスタレーションは、地元のビジネスを促進することを目指した“Yonge + St. Clair”秋のアートフェスティバルの一環として制作されました。

このデザインは、2021年のA'ライティング製品とフィクスチャデザイン賞で銀賞を受賞しました。この賞は、優れた専門性と革新性を示す、創造的でプロフェッショナルなデザインに授与されます。これらのデザインは、強力な技術的特性と素晴らしい芸術的技巧を備え、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、驚嘆を引き出します。