ワールドカップ2022を彩る、スマートウォッチの新たな表情

デザイナーAlex Pan Yongが描く、国旗色を活かしたウォッチフェイス

2022年のFIFAワールドカップに向けて、デザイナーのAlex Pan YongがApple Watchのウォッチフェイスをデザイン。参加国の国旗の色彩を活かし、見る者の視線を引きつける独自のデザインを生み出した。

各国の国旗の色を取り入れたウォッチフェイスデザインは、視覚的なつながりを生み出すことで、それぞれの国を象徴する。また、国旗の色とウォッチフェイスの背景色とのコントラストを考慮し、デザインが目立ちやすく、読みやすいものになるよう配慮されている。

特に、国旗の絵をウォッチフェイスの中心に配置し、大部分のスペースを占めることで、ユーザーの視線を引きつける強烈なビジュアルを作り出す。黒背景に対して国旗の色が一層際立ち、一目で読み取れる鮮やかなコントラストを提供する。

このレイアウトは、時間やその他の関連情報(日付や歩数など)を表示するための十分なスペースを確保しつつ、デザインの主要な焦点から逸らさない。さらに、心拍数のインジケーターを国旗上に配置することで、サポートするファンにとって視覚的に魅力的で意味のあるデザインを創出する。

このデザインはFacer.ioで制作され、デザイナーが自身のアイデアを具現化するためのデザインツールが提供されている。デザインが完成すれば、そこから直接公開し、ユーザーはFacer.ioからデザインを同期することができる。

このデザインはApple Watch Series 7以上に対応し、45mmサイズでは396x484ピクセル、41mmサイズでは352x430ピクセルの寸法で揃えられている。

このデザインは2022年10月にシンガポールでプロジェクトが開始され、11月に完成した。国旗が中心的な位置を占めることで、感情がすぐに湧き上がる。

最終的に、心拍数を国旗上に表示することで、全体のウォッチフェイスがサポートするファンと共鳴する。これが、Alex Pan Yongが描く「ワールドカップ2022」のウォッチフェイスデザインの魅力である。

このデザインは、2023年にA'インターフェース、インタラクション、ユーザーエクスペリエンスデザイン賞のブロンズを受賞。この賞は、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、高い技術力と創造力を持つ優れたデザインに授与される。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Pan Yong
画像クレジット: Image #1: Photographer Pan Yong, Main image, 2023. Image #2: Photographer Pan Yong, Single shot, 2023. Image #3: Photographer Pan Yong, Single shot, 2023. Image #4: Photographer Pan Yong, Single shot, 2023. Image #5: Photographer Pan Yong, Single shot, 2023.
プロジェクトチームのメンバー: Pan Yong
プロジェクト名: World Cup 2022
プロジェクトのクライアント: Pan Yong


World Cup 2022 IMG #2
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World Cup 2022 IMG #4
World Cup 2022 IMG #5
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