新たな風鈴の形状:安定と不安の間

So Koizumiがデザインした風鈴「Seven」

So Koizumiがデザインした風鈴「Seven」は、テンセグリティ構造を活用した新しい風鈴です。現代社会の安定と不安の間を揺れ動く構造が、風鈴の音色と共に空間に響き渡ります。

「Seven」は、テンセグリティ構造を活用した新しい風鈴です。近年の不安定な社会情勢の中で、人々は常に安定と不安の間を行き来しています。テンセグリティ構造は、現代社会を体現する構造であり、安定しながらも浮遊するように見えますが、風などの外部力により揺れ動き、均衡を保つために揺れ動きます。この揺れを音に変換し、空間に響き渡ることで日常生活に癒しと色彩を加えます。

「Seven」の全ての部品は真鍮で作られ、絶妙なバランスが保たれています。均衡を保つためには高度な精度が求められました。そのため、金属加工で有名な富山県高岡市で製造されました。高岡の製造の特徴の一つは分業制です。この製品の製造は、鋳造、曲げ、溶接など、各分野の専門家の技術力の集中により可能になりました。

テンセグリティ構造は、浮遊しながらも安定しているように見えますが、風などの外部力により揺れ動き、均衡を保つために揺れ動きます。この揺れを音に変換することで、音が空間に響き渡り、日常生活に癒しと色彩を加えます。

このプロジェクトは2021年9月に始まり、2022年8月に完成しました。まず、日常の状況を見て、日常の観察から概念を明確にしました。次に、この概念を体現するテンセグリティ構造について調査し、繰り返しの実験を通じて理解を深めました。その後、風鈴として機能する形状を何百回も検討しました。最後に、デザインを正確に製造できる会社を探し、密接なコミュニケーションを深め、時間をかけてプロジェクトを完成させました。

このデザインは、2023年のA' Furniture Design Awardでシルバーを受賞しました。シルバーA' Design Awardは、最高品質の、創造的で、専門的に注目すべきデザインに授与されます。これらのデザインは、強力な技術的特性と素晴らしい芸術的技能を示し、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、そして驚嘆を引き出します。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: So Koizumi
画像クレジット: So Koizumi
プロジェクトチームのメンバー: So Koizumi
プロジェクト名: Seven
プロジェクトのクライアント: So Koizumi


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