このラウンジバーは、国内外から多くの人々が訪れる新宿において、国境を超えた交流の場としての役割も果たしています。異国の女性とも楽しむことができるボーダレスな空間は、多テナントビルの一角に広がる落ち着いた空間で、非日常を感じさせる設計となっています。
メインフロアの壁は、スチールフレームと間接照明を組み合わせたオブジェで飾られ、空間全体のアイコンとなっています。サブフロアは一転して、ネオンライトとアートワークを組み合わせた絵画の連続配置で、艶やかさを表現しています。視線を遮るパーティションにはカラフルな花々を飾り、無機質な空間に色を添えています。VIPルームには打ち出し金属板を使用し、揺らめく光を反射させています。
テーブルやVIPルームの天井には、打ち出しで凹凸のあるメッキ金属板を使用。バーの天井は金属製の天井板で覆われています。メインフロアの壁は、スチールフレームと間接照明を組み合わせたオブジェで装飾され、通路や一部の壁には黒い鏡を使用しています。
「静寂」というコンセプトに基づいて設計されたこの空間では、複数のゲストがお互いに気を取られることなく適切な照明レベルを維持するための照明計画を立てました。低照度の空間内で、各ゾーンを素材で分け、それぞれの効果を最大限に引き出すようにしました。最終的には照明計画が最も困難でしたが、最終的には素晴らしいバランスを実現することができました。
2024年のA'インテリアスペース、リテールアンドエキシビションデザインアワードでブロンズを受賞した「Luxe」は、アート、科学、デザイン、テクノロジーのベストプラクティスを取り入れ、技術的および創造的なスキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にすることを証明しています。
プロジェクトデザイナー: Takahiro Todoroki
画像クレジット: Photographer: Katusmi Hirabayashi
プロジェクトチームのメンバー: Takahiro Todoroki
プロジェクト名: Luxe
プロジェクトのクライアント: Takahiro Todoroki