デザイナーのSontaya Pansupaは、伝統的なタイのパターンやジュエリー、伝説からインスピレーションを得て、「Grajang」を生み出した。それらをシンプルにし、現代のジュエリートレンドや最新の製造技術と組み合わせることで、タイ美術の美学をより一般的な魅力として、新たな視点で評価できるようなモダンヴィンテージデザインを創り出している。
「LubLae」コレクションは、伝統的な「Grajang」の装飾模様を現代的な形に再解釈し、それを重ね合わせることで複雑なパターンと深みのある錯覚を生み出す。これは、タイの伝統美術を現代の視点で再評価し、新たな表現を見つけ出す試みと言えるだろう。
「Grajang」ブランドのジュエリー/アクセサリーは、銀(925 Silver)で作られ、金(9k/ 14k Gold)と半貴石で装飾されている。製造には、CAD/CAM技術(Computer Aided Design/ Computer Aided Manufacturing)が用いられている。ジュエリーデザイン専用のプログラム「RhinoGold」も活用され、RP(Rapid Prototype)マシンを使用してプロトタイプが製造され、その後ジュエリーの生産ラインに送られる。
「LubLae」コレクションは2019年4月に開始され、同年9月に完成。バンコクのジェム&ジュエリーフェアで展示された。このデザインは、2020年のA'ジュエリー、アイウェア、ウォッチデザイン賞でゴールデンを受賞。この賞は、デザイナーの才能と知恵を反映した素晴らしい、傑出した、トレンドを作る作品に授与される。
タイの伝統と現代の技術が融合した「Grajang」の「LubLae」コレクション。その美しさと深みは、タイ美術の新たな魅力を世界に伝える。
プロジェクトデザイナー: SONTAYA PANSUPA
画像クレジット: SONTAYA PANSUPA
プロジェクトチームのメンバー: SONTAYA PANSUPA
プロジェクト名: Grajang LubLae Collection
プロジェクトのクライアント: SONTAYA PANSUPA