自然と共生する小さな楽園「トレクロナ」

マヌエラ・ハーディによる自然と調和したツリーハウス

マヌエラ・ハーディが設計した「トレクロナ」は、自然と調和しながら快適な生活を提供するツリーハウス。松の実からインスピレーションを得て、森の中の小さなコテージを現代的に再解釈したこのプロジェクトは、自然とのつながりを大切にしながらも、快適な生活空間を提供します。

ノルウェーのオグナに位置する「トレクロナ」は、鋼鉄製のフレームに木材を組み合わせた構造で、自然環境への影響を最小限に抑えています。その特徴的なデザインは、松の実と子供の頃の木造キャビンへの憧れから生まれました。

このツリーハウスは、15平方メートルのコンパクトな空間に、バスルーム、キッチン、ダイニングテーブル、ベンチ、4-5人用のベッドを配置。効率的な空間利用とデザインの両立に成功しています。また、電気と水道はランプ内に配置され、設備面でも工夫が見られます。

「トレクロナ」の訪問者は、松林や星空を眺めながら寝ることができ、鳥のさえずりや小川のせせらぎ、木々を通して差し込む太陽の光に目覚めることができます。自然との直接的な接触を通じて、ホテル体験とは一線を画す体験を提供します。

このプロジェクトは、2020年11月にサイト訪問から始まり、2021年12月に完成。設計者とクライアントは、トレクロナの設計に先立ち、類似のツリーハウスプロジェクトを研究しました。しかし、このプロジェクトは独自のコンセプトに基づいており、訪問者がこのような訪問で持つ可能性のあるニーズを満たすことを目指しています。

「トレクロナ」は、2022年にA'アーキテクチャ、ビルディング、ストラクチャデザイン賞のブロンズを受賞。創造性と独自性を認められ、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み合わせ、技術的・創造的なスキルを発揮し、生活の質を向上させることに貢献しています。

自然との調和を追求しながらも、快適な生活空間を提供する「トレクロナ」。このツリーハウスは、自然とのつながりを大切にしながら、現代のライフスタイルに適応した新たな生活の形を提案しています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Manuela Hardy
画像クレジット: Damir Fattakhov Manuela Hardy
プロジェクトチームのメンバー: Manuela Hardy, architect
プロジェクト名: Trekronaa
プロジェクトのクライアント: Henrik Stokkeland


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