このリノベーションでは、キッチン、朝食コーナー、食品保存スペースからなる既存のキッチンエリアを、朝食時だけでなく様々な用途に対応できる空間へと変えることが求められました。この要求に応えるため、食品保存スペースと廊下を撤去し、全体を一部屋分の広さにしました。また、シンクを壁掛けタイプからアイランドタイプに変更し、キッチンユニットを中心とした空間にしました。これにより、落ち着いた雰囲気の家族の部屋として生まれ変わりました。
キッチンエリアは、オーストリア製のスプルースCLTパネルで覆われています。キッチンエリアのサイズは、幅3.2m、高さ2.4m、奥行き7mです。
この家は、2001年3月に初めて建設され、2019年8月に福井県福井市でリノベーションが完了しました。オリジナルプロジェクト(連続プレートハウス1.0)の主な焦点は、豪雪にどのように対応するかということでした。風の影響で平屋根に雪が積もりにくいという研究例があるため、パラペットがなくても平屋根を採用することで設計しました。
オリジナルプロジェクト(連続プレートハウス1.0)では、まず箱型の形から考え始めました。効果的なアイデアを簡単に見つけることはできませんでしたが、何とかそれを壊す方法がないか、試行錯誤を繰り返した結果、床、壁、屋根が連続して曲がり、一枚のプレートが建設されるような構成が得られました。
このデザインは、2020年にA'インテリアスペース、リテール&エキシビションデザイン賞でブロンズを受賞しました。ブロンズA'デザイン賞は、経験と創造性を証明した優れたデザインに授与されます。芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込み、強力な技術的および創造的なスキルを発揮し、生活の質を向上させ、世界をより良い場所にすることを評価されています。
プロジェクトデザイナー: Ryumei Fujiki and Yukiko Sato
画像クレジット: Image #1: Photographer Hiroshi Ueda
Image #2: Photographer Takeshi Taira
Image #3: Photographer Hiroshi Ueda
Image #4: Photographer Hiroshi Ueda
Image #5: Photographer Takeshi Taira
プロジェクトチームのメンバー: Ryumei Fujiki
Yukiko Sato
プロジェクト名: Continuous Plate House 2.0
プロジェクトのクライアント: Ryumei Fujiki and Yukiko Sato